冒険

異界の料理店 3

type-A 節操なく色んな理想を述べるがそれらが現実でどんな影響を伴って結実するかにはおよそ関心の無い者がいる。大抵、彼らに現実世界にも注意を向けるよう諭したところで通じない。彼らは己の才気の導くままに、途方もない御託を並べ続けることに没頭する…

異界の料理店 2

type-A ラーメンはいろいろなポイントで我々を楽しませてくれる。スープ、麺のこし、麺とスープの絡み、やわらかくて旨い焼豚といった点だ。私はいわゆるラーメン通ではないが、それくらいの違いというものは分かる。優れたラーメンはとても饒舌にストーリー…

異界の料理店

type-A 出発前、冒険者の集うサロンでそこに足を踏み入れるべきでないという情報は得ていた。ウェブ上の一部コミュニティではレジスタンスが結成され、その恐ろしさが語られてもいた。それでもそこに行こうと決めたのは、冒険へのあこがれか、赤信号みんなで…