シン・ウルトラマン(ネタばれなし)

ウルトラマンはカッコいい

観といてよかった👍
何かに挑戦している人は、勇気をもらえそう。
これぞヒーロー。

ウルトラマンか、懐かしき少年時代の憧れだよなと褪色差した大人が、
やっぱりカッコいいよなぁ..、とか思わされてしまったら
この映画の醍醐味発動!という気がする

世代によっては格別な体験になるかもしれない。

大量の情報に曝された現代人にもズシリ手応えを感じさせる概念やスケールで
特撮的な質感や挙動や効果音に説得力を持たせようとする執念のようなリスペクト

こんな力のこもった描かれ方をされてはかつて特撮を作った先輩たちの
イマジネーションや情熱にまで思いを馳せざるを得ない。

実家のような安心感すら出てきた『庵野』節にのっかってはいるものの
真面目で解像度高目な要素で丁寧に織り込んで作りあげたものが、
ものごとがまだそんなに複雑じゃなかったTVヒーロー黎明期の、
これはなんかそういうものなんだよで成立していた安心感のある分かりやすさというのが、
懐かしいやらリスペクトが過ぎるやらで心に迫る。

とはいえ早速来たな『庵野』節と身構えてたら今回割とあっさり目で*1
映像も綺麗、セリフも展開もストレートで気持ちよく、あか抜けた清涼感な余韻。

主題歌も一貫した印象を構成していたんだな、という感想を持った。

*1:漫画『聖闘士星矢』の意外に説明口調なセリフぽいと観ながら思い当たる