「心霊」とは別次元である「心霊の話」の話
何が興味深いって聴き手と語り手の関係が必ず Man In The Middle の構造になっているっていう。
心霊現象 --- 語り手(Man In The Middle) --- 聴き手
語り手は心霊現象を伝えるカナリアとして安全地帯から怖いものを覗きたいというニーズに応えてくれる
つまりビジネスである
ただ、構造の問題から聴き手は語り手に好きに転がされてしまう。
語り手の、
いろんな心霊現象を確認してきてほとんど偽物だったんだけど、
いやこれはマジだと驚いたものがあって・・・
という枕詞に毎回聞き耳が反応してしまっている自分に気がついて、これは大した話術だなと笑けてしまって。
じゃあそれを解消しましょうか?(心霊現象 --- 聴き手
)といわれたら勘弁してくださいという絶妙なパワーバランス。
心理的エンタメとして盤石で、世代を超えて今後も大いに楽しませてくれるでしょう。