Over Drive

type-A

独白形式(type-Aの方)が選ばれがちだな…。こっちの方がなんか楽だ。というわけで、研究室の仲間に紹介してもらって読んだかなり熱い漫画。どういうわけかノーマークだった自転車を題材にしたヤツ。

OverDrive(1) (講談社コミックス)

OverDrive(1) (講談社コミックス)

オックスホーンなハンドルの、タイヤの細っそ〜いロードレース仕様の自転車だが、こういうの一度も乗ったことない。6巻まで一気に読んだが自転車の世界や魅力が実に活き活きと描かれていて面白い。読む人に自分も走ってみたい、ツールドフランス見てみたいと思わせる力があると思う*1。脚質なんて言葉初めて知った。ちなみに自分のタイプは、重いギアが好きという理由だけでハイトルクなスプリント型ではないかと疑っている。


主人公が乗っている自転車は、作者が単行本中のコメントにて「手頃で初心者向き」と紹介しているトレック1200だが、調べたところ12万円する高級自転車なのにはビックリした。作中では部の二人の先輩高校生がバイトでお金を貯め、(いつ入るか分からない)新入部員のために買っておいたものということになっている。主人公のセンユウ。羨ましすぎる。


むちゃくちゃなことに主人公は自転車にも乗れないナヨ男として登場するが、6巻までで既に、才能と努力を兼ね備えた有力選手を出し抜いている。何度も心が折れかけるけど、それでもこぎ続けるんだと立ち直る姿に、我がサイクリング魂をくすぐられる。あと、単行本の端々に書かれている自転車にまつわる話、世界大会の自転車のウンチクなんかを読むと、自転車への思い入れが一層強まっていく感じがした。


タイトルのOver Driveってどういう意味なのか知りたいところだが、ともかくサイクリング熱は復活!

*1:claddvdさんがいきなり自転車欲しい言うてたし